ホスファベンゼンのリン原子を酸素化した1-オキソ-1-フォスファベンゼン。いつものようにDFT, B3LYP/6-31G(d)で構造最適化してみました。
-----ここから入力ファイルの中身
! DFT, B3LYP/6-31G(d), optimization
$CONTRL DFTTYP=B3LYP SCFTYP=RHF RUNTYP=OPTIMIZE $END
$SYSTEM TIMLIM=600000 MEMORY=80000000 $END
$STATPT OPTTOL=0.0001 NSTEP=200 PROJCT=.FALSE. $END
$BASIS GBASIS=N31 NGAUSS=6 NDFUNC=1 $END
$GUESS GUESS=HUCKEL $END
$SCF DIRSCF =.TRUE. $END
$DATA
C1
P 15.0 -2.6888609752 4.2809275094 0.4894102406
C 6.0 -4.1559728552 3.2434132738 0.3386706720
C 6.0 -4.1318085848 1.8589292817 0.1594743926
C 6.0 -2.9517073675 1.1190839952 -0.0269684003
C 6.0 -1.6728356455 1.6969176483 -0.1002031044
C 6.0 -1.4324833955 3.0639721061 0.0510830878
H 1.0 -0.4319486154 3.4590338081 -0.0849118030
H 1.0 -5.0828175710 1.3264271061 0.1285028395
H 1.0 -5.1029936423 3.7667375709 0.4087958103
H 1.0 -0.8264178084 1.0460207609 -0.3212291757
H 1.0 -3.0382177283 0.0413549826 -0.1737789695
O 8.0 -2.7781745880 4.9762449736 -0.7901258761
$END
ここまで-----
↓HOMO (-6.14 eV)。準位はホスファベンゼン(-6.56 eV)のものよりも高くなっています(低いかと思っていました)。酸素原子はななめに飛び出すのかと思っていましたが、炭素原子やリン原子とほぼ同一平面上にあるとは…。
↓LUMO(-1.01 eV)。こちらも準位はホスファベンゼン(-1.25 eV)のものよりも高くなっています。HOMO-LUMOギャップは小さくなってますね。リン原子と酸素原子の軌道はこの準位の分子軌道には関わっていないようで。
↓LUMOよりひとつ高い準位の軌道(-0.46 eV)。
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